先日、故郷茨城に帰省した際、見つけてしまいました。
秋田の「鹿島人形」にそっくりな「大助人形(おおすけ・にんぎょう)」を!

大助人形が祀ってあったのは、茨城県日立市にある助川鹿嶋神社。

茨城県北部では、このわら人形を「大助人形」「鹿島さま」「鹿島大助」と呼んでいるそう。
今では大助人形の信仰も薄れてしまったそうですが、やはり厄除け目的で、門のところや玄関脇に年中飾っていたのだとか。

ちなみにこちらが、秋田の鹿島人形。
胴体は藁で作られ、お顔の部分は白い布にお顔が描かれています。凛々しい表情で、ダンディーな雰囲気が漂います。


佐竹藩時代に深い関わりがあった秋田と茨城。
さらにこの神社では「ささら祭り」も行われており、秋田との確かな繋がりを感じました。文化や信仰は、そこに息づく歴史をこうして静かに教えてくれるのだなぁと。
今回、こちらの神社を訪れたのは娘の七五三詣りのため。

30年以上前、私もここで七五三詣りをしたそうです。
恥ずかしながら、当時の記憶はほとんど無いのですが、こうして大助さんに見守られながら参拝できて感慨深いものがありました。

助川鹿嶋神社では、悪病退散を願って宮司さんが手作りした大助人形が本殿横に祀ってありますので、もし茨城に行くご予定がある方はぜひ立ち寄ってみてください。
助川鹿嶋神社 https://kashimajinjya.com/