こけしの絵付けワークショップ開催しました

11月12日(土)、「こけしの絵付けワークショップ」を開催しました。

会場は、秋田・横手にある旬菜みそ茶屋 くらをの2階座敷で行いました。

   

  

講師は、木地山系のこけし工人 高橋一成さん。

まず最初に、高橋さんが持ってきてくれた東北のこけしを系統(産地)ごとに並べて、立体こけしマップのようなものを作りました。

   

  

こうして違いを見比べると、形はもちろん、髪型、髪飾り、お顔、着物の模様など、こけしを構成する絵付けの要素が多いことに気付かされます。

なかでも、木地山系の特徴は何か?など、実際にこけしを見ながら模様について理解を深めていきます。

   

  

今回のワークショップは、伝統型でも創作でもOK!ということで、参加者のみなさんは、う~ん、どうしようかな~?と、悩みながら紙に鉛筆で下書きをして、絵付けのイメージを固めていきます。

  

参加者の年齢は、6歳から70歳代と幅広く、秋田に限らず東京や関西からもお越しいただきました。

  

 

絵付けのイメージができたら、いよいよ本番!ですが、その前に、講師の高橋さんに絵付けの実演をしていただきます。

  

  

工人さんの絵付けは、なかなか見ることができない貴重な機会なので、みなさん興味津々。

描きながら、筆の使い方や描く順序、気を付けるポイントなどを教えていただきました。

  

 

本番では、大人も子どもも真剣な表情でこけしに向き合い、息を呑んで絵付けに挑む姿が印象的でした。

  

 

木地山系の伝統型にチャレンジする方や、アレンジを加えた創作こけしを作った方、看板こけしを作った方もいて、それぞれの思いが詰まった個性豊かなこけしたちが出来上がりました!

 

  

表情も、絵付けの線も、いきいきのびのびしていて、本当にどれも素晴らしい!

私も講師の高橋さんも、自由な発想から生み出されたのびやかなこけしたちに、驚きと感動の連続でした。

 

絵付けができあがったら、最後に蝋を塗って完成です。

 

  

完成したら、くらをの美味しいランチでひと息。

くらをは、大正七年創業の「羽場こうじ店」が手がける食堂なので麹を使った料理がメインで、身体に染みわたる優しい美味しさのものばかり。

素材を生かした素朴で懐かしい味わいは、どこかこけしにも通じる懐かしさがあり、じ~んと心があったかくなりました。

  

  

初めてのこけしワークショプだったので、実は私も高橋さんも緊張しまくりだったのですが(笑)、参加者のみなさんの熱意とくらをの包み込むようなあたたかい空間のおかげで、楽しい時間となりました。

次回を熱望するお声もたくさんいただいたので、また来年開催できたらいいなと思います。

   

 

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

またどこかでお会いしましょう。 

 

 

 

秋田手仕事ワークショップに興味があるという方のために、参加募集のメール配信をしています。詳しくは、こちらをご覧ください。

   

  

  

  

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