楢岡焼(ならおかやき)の納豆鉢について、ご紹介させていただきます。
楢岡焼(ならおかやき)とは、秋田県大仙市ににある江戸時代末期から続く窯元で、現在は六代目の小松潮さん(屋号は角右衛門さん)が作陶されています。

昔ながらの製法を貫き、粘土も釉薬もすべてイチから手作り。
大仙市の土を採取し、ねかせた後、割れなどを防ぐために砂のような原料を機械や土練機で混ぜて粘土を作り、なまこ釉と呼ばれる青い釉薬は男鹿半島の白土を採取し、それに楢の木の灰や藁の灰などを調合して作っています。
秋田の大地に育まれた土や自然物から、うつわが作られているのです。

でも…、納豆なんてパックのまま混ぜればいいんじゃない?
そう思った方も、きっと多いのではないでしょうか。
私も最初はそう思っていました。
でもこの納豆鉢を使ってみたら、子どもでも納豆を思いきり混ぜることができて、しかも手が汚れないんです。洗い物はひとつ増えてしまいますが、この楽さをぜひ一度味わって欲しい!(そんな思いから、この記事を書いています。)

注ぎ口が付いているので、卵を混ぜたり、ドレッシングを作ったりという時にも役立ちます。
窯元入口にはギャラリーが併設されているので、定休日以外はどなたでも気軽に訪れることができます。もちろん納豆鉢も、在庫があればこちらでお求めいただけますし、楢岡焼のオンラインショップからもご購入いただけますので、気になる方はチェックしてみてください。

ちなみに納豆鉢は、大・中・小の3種類あり、私は小サイズ(オンラインショップでは「ミニ」と表記されています)を購入しました。
小(ミニ)だと納豆1パックを混ぜるのにちょうど良いサイズなので、家族で2パック以上の納豆を混ぜる方は、中サイズがいいかなと思います。

ちなみに、納豆大国茨城生まれの私は、秋田に来てから「ここが納豆発祥の地」と聞いて、少し複雑な心境になりました。
え、そうだったの…?(本当にそうかな?)と。
納豆談義については、話し始めると熱くなりそうなので、またの機会に掘り下げたいと思います(笑)。

楢岡焼のオンラインショップ https://naraokayaki.stores.jp/
楢岡焼のホームページ http://www.naraokayaki.com/
こちらの本「日本の手仕事をつなぐ旅」にも、楢岡焼について詳しく紹介されています。
