企画展「秋田のちいさな博覧会」にあわせて、木地山こけしをデザインした手ぬぐいを作らせていただきました。

三春文雄工さんが作られた小椋石蔵型、三春さんオリジナルの樋渡治一型、高橋雄司さんのご本人型、高橋一成さんの小椋泰一郎型をもとにデザインを起こさせていただき、合間に水引をちりばめました。

制作は岩手にある巴染工株式会社。注染(ちゅうせん)ができると聞いて、お願いしました。

手ぬぐいの制作を見学させてもらったので、こちらで一部ご紹介させていただきます。
まずデザインを型におこし、糊をおいていきます。

のりおきは機械ですが、布を重ねたり細部に糊をのせるのは、もちろん手作業。
1枚1枚、丁寧に確認しながら作業を見守ります。

糊をおいたら、その部分におがくずをかけていきます。
料理でいうと、パン粉をつけるような作業。優しい手つきで、おがくずをパサッ、パサッとかけていきます。これにより、糊がしっかり固まるのだそう。


さらに糊をチューブでおいて、こんもりした土手を作っていきます。
これは色と色が混ざらないようにするためのもので、図案を確認しながら慎重に土手をつくっていきます。手前の寸胴鍋には熱した染料が、湯気を立てて待っています。

そして、いよいよ染める作業。
細長いノズルの染色用やかんで、静かに手早く染料をかけていきます。先ずはピンク色、そして次にグレーをかけてかけていきます。


染色できたら、水洗いをして乾燥、手ぬぐいの大きさに1枚1枚カットして、ようやくできあがり!です。

注染は、染色方法のひとつで昔ながらの色合いと独特の味が出るのが特徴です。
色ムラやにじみがありますが、それらも手仕事ならではのレトロな風合いとしてお楽しみいただけたらと思います。

手ぬぐいのデザイン&制作は初めてだったので分からないことばかりでしたが、巴染工さんにイチから教えていただき、こうしてなんとか形にすることができました。

オンラインショップからご購入いただけますので、どうぞよろしくお願いいたします。
木地山こけしの注染手ぬぐい
1,320円
https://nowvillages.shop-pro.jp/?pid=167494425