【ワークショップ】トラの絵付け体験を開催しました

 

2021年12月4日(土)、八橋人形のトラの絵付けワークショップを開催しました!

 

講師は、八橋人形伝承の会代表の梅津秀さん。

先ずは、八橋人形の歴史やこれまでの流れについてお話いただきました。

  

 

梅津さんは、後継者がおらず一度は途絶えてしまった八橋人形を、仲間たちとともに復活させた作り手のひとり。

もともとは郷土玩具の蒐集家で、コレクションは700点を超えるそう。郷土玩具愛が高じて作り手になった異色の経歴をもつ職人さんです。

   

さぁ、絵付けがいよいよスタート!

先ずは、素焼きしたものに下地(白色)を塗り、小さな穴などを補修。その上に、それぞれ好みの色を塗っていきます。

   

 

本物の寅はこんな感じですが(↓)、参加者のみなさんは好きな色を選び、思い思いの寅に近づけていきます。

 

  

今回は週末だったこともあり、お子さんも参加してくれて、最年少はなんと5歳!

小さな手で筆を握り、ピンクの寅を一生懸命作る姿がなんとも可愛かったです。

    

 

寅の体に色を塗ったら、次は模様を入れます。

参加者の皆さんの豊かなアイディアが表出する瞬間で、制作を見守る私もドキドキ・ワクワクな時間でした。

なかには「息を留めすぎた!笑」と、ものすごい集中力を発揮する参加者も。

    

  

仕上げは、目、鼻、口、そして歯の色付け。

コンマ数ミリの細~い筆で、細部を描いていきます。

 

部位によって筆を使い分けたり、水の加減を調整したり、筆の持ち方や指の動かし方などを梅津さんに教わりながら、完成に近づいていきます。

  

そして開始から約2時間、予定していた時間をオーバーしてしまいましたが、みんなの寅がようやく完成しました~!!

  

 

可愛くてユーモアあふれる寅たちの誕生に驚きながら、みんなでワイワイ観賞したり、写真を撮ったり、解説を聞いたり。ニヤニヤが止まりませんでした。

   

  

伝統的な色や模様を真似ても、作り手の個性や特徴、ちょっとしたアイディアによって全く違う表情を見せる寅に、絵付けの面白さを感じました。

 

 

 

「みんな違って、みんないい!!」

月並みですが、そんなフレーズが頭をよぎっていました。

 

参加者の個性が爆発した寅たちを、整列させて記念撮影。いやぁ~面白過ぎます。

 

 

講師の梅津さんも、参加者のみなさんの発想とクオリティに驚いていました。

 

今回、会場を提供してくださったのは美郷町にあるcafe bungalowさん。

  

 

アウトドアが好きなオーナーが集めたアウトドア用品などが所狭しと飾られた店内は、どこを見渡しても楽しいグッズにあふれています。

そんな賑やかな雰囲気が、参加者の緊張感をほぐしアイディアあふれる創作に繋がったのかもしれません。

  

  

冬季のみ営業しているcafe bungalowは、なんと本日12月6日から今期の営業がオープン!お近くの方は、ぜひお店にも足を運んでみてください。美味しいメニューと楽しい空間が広がっていますよ。

 

・cafe bungalow(秋田県仙北郡美郷町飯詰字南中島57)https://www.instagram.com/cafe_bungalow/ 

    

  

参加してくださったみなさま、講師の梅津さん、会場のcafe bungalowさん、楽しい時間を本当にありがとうございました。

 

秋田手仕事ワークショップの次回は、愛媛の郷土玩具「金天だるまの絵付け体験」を予定しています。

詳細が決まりましたら、またこちらでご案内させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。 

   

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