『秋田に帰れたくても、帰れない状況が続います。少しでも故郷を近くに感じたいので、フリーペーパーを送ってください。』
先日、県外に住む方が、そんなメッセージを添えてフリーペーパーを取り寄せてくださいました。

コロナが広まり、県外移動を控えるようになってから、ずいぶん経ちます。
もう少し頑張れば…、あと少し辛抱すれば…、と言い続けてもう2年。
わたしも、故郷の茨城や夫の実家の千葉に帰れず、育ち盛りの子どもたちを2年の間、祖父母に会わせられずにいます。
気分が沈んでしまうので、なるべく考えないようにしていますが、実家に帰れない状況というのはボディーブローのようにじわじわ効いてきて、ふとした瞬間に深~いため息が出ることも。

でもこうしたメッセージをいただくたびに、そうか、秋田に帰ってこられない人もいるんだと気付かされ、きっと同じ気持ちで踏ん張っている(であろう)人たちの存在に救われています。
ご丁寧に、読んだ感想をメールやお手紙で送ってくださる方もいて、あたたかな言葉や心遣いに元気と勇気をいただいています。
厳しい状況や環境は、つい視野が狭くなりがちですが、秋田にいるからできることに視点をフォーカスして歩んでいかなければ!と、思えるように。

フリーペーパー「いま、秋田村から」が、どれくらい故郷・秋田の様子を映し出せているか分かりませんが、自然豊かな秋田で、手仕事に生きる人々の今をありのままに綴ることで、少しでも秋田の風を感じてもらえたら嬉しいです。
そしてこうした状況のなか、フリーペーパーをお求めいただけることを、ありがたく思っています。Nowvillageの在庫は、 vol.6が残り10冊になりました。

いよいよ、vol.7の制作にも取り掛かろうと思います。
11月の発行を目指していますので、引き続きどうぞよろしくお願い致します。
【いま、秋田村から】
・vol.1 くるみかご 在庫なし
・vol.2 八橋人形 在庫なし
・vol.3 こけし 在庫あり
・vol.4 刺し子 在庫なし
・vol.5 イタヤ細工 在庫あり
・vol.6 削り花 在庫あり(残りわずか)

フリーペーパー「いま、秋田村から」のお求めはこちら→https://nowvillages.shop-pro.jp/
※本紙は無料ですが、送料がかかります。