秋田手仕事ワークショップ「秋田杉でモビールを作ろう」終了しました

 

2021年9月9日、秋田手仕事ワークショップ「秋田杉でモビールを作ろう」が無事終了しました。

 

講師は、秋田市の松川里佳さん。「つちとて」という屋号で、自然素材を取り入れた暮らしや手仕事を広める活動をしています。  

参加者は、事前予約してくださった6人+可愛いお子さまで、換気を十分にするなど感染対策に気を付けながら開催しました。

   

  

先ずは、材料として用意した秋田杉を、折って、重ねて、曲げていきます。

折紙のような、カゴ作りのような、薄い秋田杉を編んでいく細かな作業は慣れるまで少し大変ですが、構造を理解するとコツが分かってきます。

  

 

最初は「これ、むずかしい…」と言っていた参加者たちも、鳥が1羽が完成すると、心なしか指先の動きも軽やかになり、2羽目はわりとスイスイ編めるように。 

 

今回はコロナのこともあり開催時間をできるだけ短く設定したので、当初は「鳥を2羽、編めたらいいね」と、始まったワークショップでしたが、気付けばみなさん鳥3羽、そしてなんと会場に飾ってあったヒンメリに影響されて、麦の茎を使ったヒンメリ作りに挑戦する方まで!

私も松川さんも、みなさんの飲み込みの速さにビックリしました。

  

  

会場は、五城目にある佐藤木材容器のギャラリーにて。

佐藤木材容器は秋田杉を加工したプレート皿「KACOMI」を制作していますが、この日も展示会に向けて工房は元気に稼働していたので、ウィ~~ンという心地よい機械音を聞きながら、秋田杉を身近に感じることができました。

 

ギャラリーの壁面は、松川さんがモビールやヒンメリを飾ってくれて、より素敵な空間に。

 

 

しかもこの日は、松川さんが「らんびき(蒸留器)」を持ってきてくれて、杉、笹、クロモジ、フジバカマ、ローズゼラニウム、ホーリーバジル、ラベンダー、ローズマリーなど、庭に生えた野草を蒸留してくれたので、会場が爽やかなにおいに包まれました。

「杉には抗菌作用もあるし、木々や野草は色んな効果を持っているから、学ぶことが多いんです」と、教えてくれた松川さん。いつも気負わずに、実践のなかで大切なことを学んでいる姿が印象的です。

しなやかに、にこやかに、肩の力を抜いて、そう励まされているような気持になります。 

      

  

ちなみに、らんびきとは、江戸時代に薬油や酒類などを蒸留するのに用いた器具のこと。

松川さんのらんびきは、陶芸作家さんに作ってもらった特注品だそうですが、急須の注ぎ口のようなところから、ポタッ、ポタッと蒸留された水が一滴ずつ抽出される様子は、見ているだけで癒されます。

天然アロマのような、リラックス効果もありました。

     

  

ワークショップ後に予定していた、つむぐ(@269_studio)さんのランチは、テイクアウトに変更させていただきましたが、おかげでゆっくりお家でいただくことができました。

粒そば入り味噌じゃがコロッケと、ラギパテのサンドウィッチ(↓)。

  

 

ラギパテとは、ラギ(シコクビエという雑穀)の粉とみじん切りした野菜、パン粉で作ったパテのことだそうですが、卵や乳製品を使わず、秋田産や国産の原料にこだわったつむぐさんが作る料理や菓子は、素材そのものの美味しさが際立って、いつも安心していただくことができます。

デザートは台湾スイーツの豆花(トウファ)。甘いのにさっぱりしていて、風味も豊かで、こちらも美味しくいただきました。 

  

       

コロナのこともあり悩みに悩んで、松川さんや佐藤夫妻と相談しながら、ようやく開催に至った今回。 

小規模ワークショップとはいえ、イベントである以上、心配や気苦労は少なからずありますが、こうしてみなさんのご協力のおかげで無事に開催できたことに、今はただホッとしています。

本当にありがとうございます。

     

次回のワークショップは、まだ決まっていませんが、状況を見ながら短時間のものをまた企画できたらいいなと考えています。

その時は、またこちらでご案内させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。 

  

  

 

・つちとて @ratdhk ※10月3日、酵素シロップのイベントあります

・つむぐ  @269_studio ※おやつボックスも好評販売中

・佐藤木材容器 @sato_mokuzai_youki ※10月14日から、銀座・手仕事直売所(松屋)に出店

   

  

Instagramも、随時更新中です→@nowvillages

  

  

 

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