秋田に移住して驚いた3つのこと(暮らし編)

新年度になりましたね。

わが家は子ども達の進級くらいで生活に大きな変化はありませんが、この春から新天地で生活をスタートさせるという方や、秋田に移住されるという方もいると思います。

ということで、今回は秋田に移住して驚いたことについて書いてみようと思います。

  

1つめは、食文化(味)の違いです。

毎日生活していくうえで欠かせない食事。物流のおかげで日本全国どこへ行ってもだいたい同じようなものが手に入るのは本当にありがたいことですが、やはり地産のものを食べたいという思いもありますよね。

秋田に来て驚いたのは ①調味料の違い ②山菜が多い ③麹が安い ことでした。

秋田の調味料はどちらかというと濃い味付けに適したものが多く、独特の風味があります。秋田の味覚にまだ慣れていない私は未だにいい塩梅を定められず、移住から3年経った今も醤油難民です(涙)。愛媛で慣れ親しんだ、ほんのり甘い麦みそもこちらではなかなか入手しにくいので時々恋しくなります。

山菜はかなり豊富で、旬の時期には八百屋さんや地元のスーパーに見たこともないような山菜がずらりと並びますが、こちらも未だに手を出せずにいます。理由は、調理法が分からないから(汗)。天ぷらくらいしか思い浮かばないのです。

嬉しいのは、麹が手に入りやすくて安いこと。袋入りした麹をスーパーや道の駅など、わりと色んなところで買うことができます。今まで少しハードルが高かった味噌、甘酒、漬物、塩麹を自宅で手軽に作れるので、これは本当に助かっています。

秋田は発酵食が豊かなので漬物も充実していて、名産のいぶりがっこをはじめ、鉈漬け、柿漬け、ナスや瓜漬け、ハタハタ漬けなど、スーパーの食品売り場には年間通して色とりどりの漬物が並んでいます。最強のご飯のお供たちです。

土地の味は、そこに暮らす人々の風土や価値観、美意識を反映しているので、先入観を持たずにできるだけ挑戦していきたいものです。いつか郷土料理のワークショップとかできたらなぁ(私が学びたいなぁ)なんて妄想も、ほんのり抱いています。

 

  

2つめは、子育て支援事業の違いです。

今まで埼玉、茨城、愛媛の子育て事業に関わったりお世話になってきましたが、なかでも秋田はまだ未整備という印象です。

秋田と言うか、私が暮らす地域に限ったことかもしれませんが、子どもの送迎や預かりをお願いできるファミリーサポートの制度やシルバー人材センターによる子育てボランティアなどの支援がありません。愛媛にいた時は、これに頼りきりだったので、この制度がないと知った時は「どうやって子育てしたらいいの?」と、途方に暮れました。

一時保育はあるので保育園入所前には活用させていただきましたが、「預けに行く」ではなく「家に来てくれる」サポート、つまり母業を助けてくれるようなシステムがないと、身寄りも知人もいない子育て世代の移住者はどうにもならないことがあります。

母が病気になってしまった時、子どもが風邪をひいてしまった時、夫が仕事で動けない時、ちょっとでも暮らしをサポートしてもらえるシステムがあったらいいのになぁと今でも切に思います。

でもそんな環境だからこそ身に付いたのは「人に頼る」という術です。

相談できる友達を作る、顔が見えるご近所さんと仲良くなる、この2つはとても大切です。慣れない土地で知り合いを増やしていくのは勇気もいるし口で言うほど簡単なことではありませんが、なるべく自分から積極的に外に出て行ってネットワークを構築していくことが、最終的には自分の身を守ることに繋がります。

移住者がちょっとだけ頑張って取り組んでいくことのひとつかもしれません。

  

 

3つめは「雪を捨てる」という概念です。

そもそも秋田は積雪量が多いと聞いていたので雪の量にはそれほど驚かなかったのですが、集積所などに集められた雪は大型トラックが回収し定められた河川敷などに捨てられています。今まで雪は勝手に消えていくものだと思っていたので、この事実を知った時にはとても驚きました。

捨てているというよりは、自然に還しているという方が正しいのかもしれませんが、そこにはお金と労力と時間がかけられています。しかも一時的な集積場がない住宅地などでは、専門業者を自費で頼んで雪を捨てることもあるそうで、これが結構高いのだとか。

でも自然物の雪でさえこうして捨てられているのだから、私も飽和状態になったものはどんどん捨てていかなければ!と気付かされました。

歳を重ねていくと、自分でも気付かないうちに背負っているものがどんどん増えて、気付いたら荷物に押しつぶされそうになっていることがあります。これはモノだけでなく意識やプライドもです。

引っ越しの時は、もう買わない、もう集めないとあれほど心に誓ったのに。人間って(いや私って)やっぱり忘れやすい生き物なんですね…トホホ。意識的に降ろして(捨てて)いくことを、頑張ろうと思います。

 

 

ちなみに「移住者」はどのくらいで「地元民」になれるのか、知っていますか?

地域によって基準は様々で、埼玉にいたときは30年と言われ「長いな~」と驚きましたが、愛媛では3世代と言われ驚愕しました(笑)。さて、秋田はどうなんでしょう?

新たな土地での暮らしは気力も体力も必要ですが、せっかくなら「郷に入っては郷に従え」という少し後ろ向きな思考より、「住めば都」という楽天的発想で暮らしたいもの。私も秋田暮らし3年目ですが、地域の先輩方に学びながら、風土や価値観をゆっくり吸収していきたいと思います。

さぁ新年度、がんばりましょう!

  

  

コメントは受け付けていません。

WordPress.com.

ページ先頭へ ↑