【展示会】DEDICATE -東北の手仕事-

神楽坂にあるコハルアンで開催される展示会に参加させていただきます。

タイトルは「DEDICATE -東北の手仕事-」。

東日本大震災から10年というこの時期に開催される展示会。大震災のことになると、いつも言葉が見つからなくて詰まってしまうのですが…、近年の感染症の状況を見ても、今をこうして元気に過ごせていることは奇跡の連続なんだなぁと気付かされます。

大変だなと思うこともありますが、いつもと変わらない日常は一人一人の努力や対策の上に成り立っており、困難な状況に遭遇してもできるだけ前向きに歩んでいくことが未来に繋がっていくのかなと思ったり。

タイトルの”DEDICATE”には、奉納するとか捧げる、供えるという意味があるそうです。

ナウビレッジからは、高橋雄司さんのこけしや小松柾子さんの刺し子、武田謙一さんの藁細工や八橋人形、イタヤ細工などをご紹介させていただきます。

コハルアンの店主はるやまさんが展示会のDMを作ってくれましたが(写真上↑)、想像を超えた可愛らしい出来上がりにビックリ!届いたDMを見ながら、嬉しくてにやけてしまいました。

手仕事そのものに魅力がたっぷり詰まっていますが、繋ぎ手(店主)のフィルターを通すとさらに魅力が増して見えたり、新たな一面を覗かせてくれることがあります。

今回も、あぁこんな表情するんだ…と、驚いた手仕事がありました。モノの真価を光らせてもらえる環境に感謝です。

  

展示会にならぶ高橋雄司さんのこけしは、兵治郎型が2種類、雄司こけし4種類です。

兵治郎型は梅模様の帯をしたもの(写真右)と、もうひとつ「細どう」と呼ばれる細身なこけしがいます(写真右から3番目)。これは雄司さんが兵治郎さんの型を復元するにあたり、一番最初に作ったという思い出の型で、帯には星の模様が入っています。

ポップな印象の星の模様は、兵治郎さんが最初から星を描こうと思って描いたのか?それとも、花模様が簡略化されて星模様に変化したのか?と、こけしファンの間で議論されたこともあり、わざわざX線を撮って調べてくれた研究者もいたそうですが、明確な理由は分かっていないそうです。納品時、そんな逸話を雄司さんが嬉しそうに教えてくれました。

縞模様の着物を着た雄司こけしは、4寸、5寸、6寸、そして帯に青海波の模様が描かれたもの(写真右から2番目)の4種類があります。

刺し子のブローチは、こんな感じのラインナップです(↑)。布も糸も模様もそれぞれで、1つとして同じものはありませんが、春の装いを楽しくさせてくれるものばかり。

展示会にあわせて台紙も制作しました。私が手描きした文字を、秋田市のアトリエ マペジュさんが判子にしてくれて、ペッタンと押したシンプルなものですが、風合いがすごく気に入っています。

八橋人形も、昨年復刻された鳩笛、寅やさるなどの干支、人気の秋田犬、相撲ファンにはたまらない横綱などが揃っています。

この時期、この機会だからこその出会いがあるかもしれません。小さなモノに宿る大きなエネルギーを感じていただけたら嬉しいなと思っています。どうぞよろしくお願い致します。

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コハルアン企画展
 
DEDICATE -東北の手仕事-
2021年3月4日(木)~21日(日) *最終日は17:00まで

■ 初登場
□ こけし(秋田|高橋雄司) □ 刺子ブローチ(秋田|小松柾子)
□ みごほうき(秋田|武田謙一) □ 樺細工(秋田|八柳商店)


■ 新作
□ ガラス(山形|大内学) □ 陶器(秋田|白岩焼和兵衛窯) □ 陶器(秋田|中嶋窯)
□ 八橋人形(秋田) □ イタヤ細工(秋田|角館イタヤ工芸)

■ 常設作品より
□ 漆器(福島|村上修一) □ 篠竹細工(岩手) □ あけび細工(青森)
□ 仙台張子(宮城)

コハルアン https://www.room-j.jp/

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