秋田折々【雪国の子育て ~どうする?冬の外遊び~】

昨年から書き始めたブログのカテゴリー「秋田折々」では、秋田暮らしにまつわる日常を綴っていますが、今回は子育てについて。

わが家が秋田に移住したのは、長女が2歳、次女は生後2ヶ月の頃でした。雪国初心者の私が抱えた最大の悩みは「冬はどうやって遊ばせる?」でした。子どもの寝つきを左右する公園遊びやお散歩ができない季節は、一体どうやって遊ばせたらいいんだろうと、不安しかありませんでした。

移住後、最初の冬は、今まで体感したことがなかった極寒に体が慣れず、私も子どもも風邪ばかりひいていました。今思うと、産後で免疫も低下していたし、ホルモンバランスも乱れていたのだと思います。体調は悪いし、雪道運転は怖いし、でも家にこもってばかりもいられないし…と、負のループに陥って、ひたすらネットで「子ども 雪国 遊ばせ方」と検索していました。

2歳だと雪用の手袋もすぐ脱げてしまうし、ソリ滑りもまだちょっと怖いし…で、なかなか雪を活かした遊びが見つからなかったのですが、そんな時にたまたま始めた遊びがコレでした!

「絵の具遊び」

空いたペットボトルに絵の具と水を入れてじゃぶじゃぶ混ぜ、アイスピック(キリのようなもの)でフタに穴を1つ開ければ出来上がり!な簡単道具を作って子どもに渡すと、キャッキャと喜び夢中で遊び始めました。

おままごととお絵描きが合体したような遊びが展開できて、アイス屋さんやジュース屋さんごっこをしたり、色水でシューッと絵を描くこともできます。何より面白いのは、白銀の世界に赤や青の色が付いていくという爽快な感覚で、雪に嫌気がさしていた私もかなりの気分転換になりました。水鉄砲のように絵の具がシューっと出てくるので、最初はその感覚をただ味わうだけでも十分だと思います。親子共々この遊びのおかげで、雪との距離がグッと縮まったような気がします。

長女4歳、次女2歳になった今も、絵の具遊びは大人気。天候が良い日は色水のペットボトルを握りしめ、急いでジャンプスーツを着て外に駆け出します。

でも夢中になって遊んでも、もつのはだいたい1時間くらい。スイッチが入ったりお友達がいれば、午前中まるっと遊んでくれますが、途中で吹雪いたり手がかじかんできたら即終了です。それでも、子どもはみんな風の子という訳でもないし、1時間でも外で遊べたら大成功。母業も満点◎と、思うようにしています。私の場合、秋田に移住してから外遊びの基準やハードルをかなり低めに設定し直しました。だって寒いものは寒いし、天候ばかりはどうしようもないし、母は雪遊び初心者だし。過酷な冬の外遊びは、諦めや引き際がとにかく肝心。そう、戦略的撤退です。(笑)

ちなみに今年、子どもたちが夢中になっている遊びは、近所の空き地に積まれた雪山に登ることです。

知力と体力がつく3歳からは遊びの幅が広がりますが、大人から見れば何でもないような、歩く、登る、滑る、座るという行為をただひたすら繰り返して遊んでいる姿を見て、何かを与えて遊ばせることばかり考えていた自分が恥ずかしくなりました。子どもの気付きや発見に寄り添いながら、今ある環境のなかで無理なく遊べる方法を見つければいいんだと、肩の荷が下りた思いです。

移住前に悩んでいたお散歩は、ふかふか雪にブーツの足跡を付けたり、傘や枝を片手に持ってブスブス刺したり、たまにソリに乗ったりしながら、天候や子どもの状況に合わせて、歩ける時だけ歩いています。

去年までは、灰色の冬空を暗い気持ちで見上げていましたが、移住3年目にしてようやく冬遊びのコツが見えてきたような気がします。でも子育ては思うようにいかないし、常に悩みが尽きものだし、冬はやらなければいけないことも荷物も多いし…、だからことある毎に自分にプチご褒美を与えています。冬を元気に乗り越えるコツは、何と言っても母のメンタルを保持すること!これに尽きます。だから、そのためのストレスコーピングは必要不可欠、最優先事項です。

子どもたちに“冬の楽しみ方”を学んだ、この冬。私も1歩踏み出すべく『次の冬は、冬ごもり企画と題して手仕事ワークショップを開催しよう!』と決めました。コタツとかストーブとか美味しいお茶とか、暖かい何かを囲みながら、いつもの暮らしがちょっとだけ楽しくなるようなワークショップを企画したいと思います。

秋田の春はまだ遠そうですが、今は次のシーズンを楽しむための準備をしていこうと思います。

  

  

 

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