秋田折々【雪国の洗礼?】

雪が多い今年の冬は、いつもより長く感じます。降っては積もり、降っては積もり、たまに晴れてようやく溶けたと思ったら、また降り始めて…の繰り返しで、春はまだ遠そうです。

そんな中、怖い体験も。先日は、運転中に初めてホワイトアウトに遭遇しました。前どころか横も後ろも、1メートル先さえも全く見えない猛吹雪に襲われて、走り慣れた道でしたが自分がどこを走っているのか全く分からなくなりました。前後に車が走っていれば車体の影やテールランプを頼りに前に進めたのかもしれませんが、農道だったのですれ違う車もいなければ信号もないという状況で、真っ白というよりグレーの世界。目隠しをされた状態で、アクセルを踏まなければいけないような怖さがありました。

後続車がいる場合は追突される危険があるのでホワイトアウトになっても止まってはいけないと聞いていましたが、どうしようもなく一旦止まりました。でも停車して、運転席でじーっとしていると「この状況から早く抜け出したい」「家に帰りたい」という焦燥感が強まり、少しでもいいから前に進みたくなります。

風が弱まるのを待ち、少しでも視界が開けたらゆっくりと徐行することに。なるべく対向車線に出ないよう路肩に寄せられた雪の厚みに左側のタイヤが乗ったら、その度にハンドルを戻して軌道修正する…というのを、ビクビク・ヒヤヒヤしながら繰り返しました。

遠出した訳でもなく、家から10キロ圏内での出来事。時間にしておよそ30分くらいでしたが、ようやく家に着いた時には体力を消耗してグッタリしていました。なぜか平衡感覚もおかしくなり気持ち悪くなっていたので、鏡を見たら顔も真っ青で10歳くらい老けたようでした。ちょうど同時刻、東北道ではホワイトアウトによる多重事故が発生しており、後でそのニュースを知って、また血の気が引きました。

  

そして別の日には、わだちにハンドルを取られて路肩に積み上げられた雪に突っ込みました(泣)。

その日は雪がねっちょりしていて「なんだか今日の雪は危ないなぁ」と思いながら運転していたのですが、ふとした瞬間にハンドルをとられて対向車線に飛び出してしまい、焦ってハンドルを戻したら反対側の路肩に寄せられていた雪に突っ込んでまいました。すぐ横は田んぼだったので「落ちる!!!」と思いながら必死でブレーキを踏みましたが、ブレーキもハンドルも思い通りに動いてくれなくて…。辛うじて田んぼには落ちませんでしたが、あの瞬間を思い出すと今でも恐怖で震えます。

しかも後部座席には二人の子ども。登園途中で園の近くだったので同じクラスのママがたまたま車で通りかかり、埋もれたタイヤ周りの雪をスコップで掻き出してくれたりしたのですが、前輪がスリップしてしまい動けず。そんなこんなしているうちに、ふと後部座席を見ると長女がいない!!

えええ???どこ?

焦って見渡すと、車の状況を見たくて自分でドアを開けて外に出ていたのでした。こういう時の子どもの行動って本当に危ないなぁと思いながら、車に乗るように促し、何度も車を動かそうと試みますが、一向に動く気配はありません。

本格的にマズいと思い、プチパニックになりながら近所のお友達に電話しました。お友達のパパが駆けつけてくれてあれこれ対策していると、今度は4WDに乗った頼りになりそうな60代くらいの男性が止まってくれて「押したらいけるかもな」と言い、男2人で車をぐいぐい押してくれて、なんとか深みから抜け出すことができました。その男性は私の車が動いたのを確認したらすぐ立ち去ってしまったので、きちんとお礼を言うこともできず。後ろ姿がスーパーマンのようでした。

雪国でこうした事態は珍しくないようで、お友達のパパを待っている間も、通りがかる車が次々に止まってくれて、「大丈夫?」「助け呼んだ?」「スコップある?」など、慣れた感じで状況を聞いてくれたり、励ましてくれたり。怖さと寒さで体がガクガク震えていたのですが、気さくに声を掛けてもらえたことで心細さが和らぎました。こういう時の小さな声掛けって大事なんだなぁと、当事者になって初めて気付かされました。

この日の反省は「時間に余裕を持って移動する」とか「急ハンドルをきらない」とか…、もう数えきれないくらいありますが地味に後悔したのが、帽子と手袋を持っていなかったこと。寒いので日頃からコートは着ていますが、車の運転となると帽子と手袋はつい忘れがちで、気付いても「近所だし、まいっか」と持たないこともありました。でもこの日の気温は1度くらい(体感はマイナス)で、助けを待っている間や作業中は手も頭もすごく寒くて辛かったので、防寒具は車に常備しておこうと思います。

そして携帯電話!これが命を繋ぐ大事な役目を担っているのだと、つくづく感じました。今回は、お友達や通りがかりの方に助けてもらえて幸運だったけど、状況によってはレスキューや車屋さんを呼ばなけれないけないだろうし、雪道では何が起こるか分からない!生活圏内の移動でも、必ず携帯を持ち歩くことに決めました。あと携帯の充電とガソリンを満タンにしておくことも。

細心の注意をして運転していたつもりだったけど、3年目にして慣れがあったのかもしれません。突っ込んだ場所の雪がふかふかだったので人も車も無傷でしたが、もし対向車が来ていたり突っ込んだ先にガードレールがあったりしたら、私の小さな判断ミスが大惨事になっていたかもしれません。過酷な自然を相手に、無理や過信はやっぱり禁物。初心忘るべからずで、慎重に謙虚に、運転したいと思います。

こんな経験もう二度としたくありませんが、今後の教訓にしておきたいので恥を忍んでブログに書きました。あぁ怖かった~(;´Д`)  

  

※イラストは、安全祈願と厄除けを願う「犬っこまつり」のしんこ細工。今年はコロナの影響で「犬っこまつり」は中止となりましたが、どんど焼きは開催するそうです。

  

  

  

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