一筋縄ではいかない

地方での職人探しは「会う」までが大変です。

例えば、地方新聞に掲載されていたり書籍化されているような伝統工芸士や名の知れた職人さんであれば、地道に経路を辿っていけば連絡先等が分かるのですが、そうではなく地域の風習にちなんだモノを作っていたり、生産者として副業している方などは、お名前を知るまでがとにかく大変…。1日中たらい回しになることも珍しくありません。

先日は、秋田の産直を3軒ハシゴしながら、ようやく作り手さんのお名前をゲット(!)できたのですが、知り合いの知り合いにお電話が繋がったところで、残念ながらタイムリミットに…。(保育園のお迎えに行きました)

  

思い返せば、南国・愛媛は、とにかく気さくな人が多くて「あ、知り合いだよ!」と、その場で電話をかけてくれたり、自宅まで車で案内してくれて、工房に着いた時には案内してくれた人を含めて4、5人が集まっているという賑やかな状況だったり、わりとアットホームな雰囲気で職人探しができたのですが、東北・秋田は状況が少し違います。

  

とにかく、ガードが厳しい。知っていても、簡単には教えてくれない…(涙)。

  

もしかしたら、愛媛が異例だったのかもしれませんが(笑)、秋田の人柄や風土に慣れながら、少しずつ攻略術を身に付けられたらと思います。

   

  

とは言え、最近はこうした状況も、楽しめるようになってきました。

自分の中に「すんなり出会える方が珍しい」という定説ができあがったので、会えるまでの過程を宝探しのような感覚でワクワク楽しんでいます。

インターネットにも、どこにもお名前が載っていないような作り手さんと出会えた時は、感慨ひとしお。言葉には変えられません。

少しずつ近づいている職人さん探しの旅はもう少し続きそうですが、運良く出会えたら、こちらのブログでご紹介したいと思います。

  

  

そして一昨日は、樺細工の職人さんにお会いしてきました。

  

  

角館に住んでもうすぐ3年になるのに、樺細工の工房を訪ねるのは、実はこれが初めて。

今回訪ねた職人さんは樺細工を作りながら、農家民宿も運営しているというバイタリティーあふれるご夫婦でした。

樺細工店・八柳さんのご紹介で挨拶だけするつもりが、なんと2時間も滞在してしまい(反省…)、大自然のマイナスイオンをたっぷり浴びて帰ってきました。

   

  

でも職人さんを取り巻く状況は日々変わり、素材のこと、販路、後継者不足など、簡単には解決できないような話題も多く…、帰ってきてからはひとり悶々と考える時間が増えています。

歴史があるからこそ、大切に守ろうとするからこそ、うまくいかないことがあるのかもしれませんが、そこはやっぱり一筋縄ではいかないもの。

  

職人さんからいただいた課題を頭の中で整理しながら、私の考えも静かにまとめようと思います。

  

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